漫画の立ち読み問題に関する説明

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漫画の立ち読み問題は漫画の成立とほぼ同時に誕生した現象であり問題です。コミック黎明期を体験した最初期の漫画家たちは自身の自伝作品などに漫画の立ち読みをしていて怒られるシーンを描いています。
こうした問題はコミックの誕生以前から存在しました。


しかし一般的な小説が速読術がなければ立ち読みだけで読破するのが難しいのに対して、コミックは絵を中心としているので理解しやすく文字情報の密度も薄いため容易に読破できてしまいます。
またコミックの読者層は経済力に乏しい若年者なので店員の前で読み続ける羞恥心よりも無償で娯楽を楽しみたい気持ちが勝る人間が多く、これらの理由から小説などより社会問題化しやすい傾向にあります。


漫画の立ち読み問題には肯定的な意見と否定的な意見があります。

漫画の立ち読み情報は信頼性が高く、好評です。

肯定派は情報媒体である以上、内容を吟味する権利はあると主張します。



消費者の閲覧を技術的にブロックできる電子書籍販売サイトでもその権利を認めており内容の一部を閲覧可能にしています。また小売の一部でも防犯対策や集客効果を見込んで事実上の容認していますが、その一方で万引きと変わらない行為であり犯罪だと主張する人もいます。これに対しては日本の出版物は基本的に返本制度が適用されるため、直接的な被害は発生しない立ち読みと返本制度を適用できず直接的な損害が発生する万引きを同列に扱うのは間違いであるという反論がされています。



実際2003年に日本雑誌協会は書籍を購入せず必要な情報を撮影する行為を「デジタル万引き」と定義し批判するキャンペーンを展開しましたが、その後万引きとは異なるもので行きすぎた表現だという指摘を受けて、以後この造語の使用を自粛しています。